
エンゼルフィッシュってどんな魚?
エンゼルフィッシュといえば熱帯魚の定番のひとつ。まるで海水魚のような特徴的な体型とヒレをもっています。
アマゾン川流域を中心とした南アメリカ北部エリアに生息しています。
大きさは最大で約30cmまで成長しますが、飼育下では通常15cmから20cm程度です。寿命は5年から7年くらいです。
飼育はあまり難しくありません。安定した水質さえキープしていればあまり手はかかりません。
シクリッドという種に属していて、シクリッドならではの気性の粗さがあります。そのため、混泳には注意が必要です。
エンゼルフィッシュの水槽
エンゼルフィッシュは意外と大きなサイズまで成長するので、大きめの水槽を用意します。60cm水槽かそれ以上のサイズあればOKです。あまり狭いと縄張り争いのバトルが発生してしまうでしょう。シクリッドなので攻撃的な性格なのです。
水槽の底は砂、もしくは砂利を敷きます。エンゼルフィッシュは基本的に中層を泳ぐので、底砂は何を選んでも大丈夫。お好みのものでかまわないです。
エンゼルフィッシュの生息地にはたくさんの水草や木々があります。それらが水槽内にあるとエンゼルフィッシュは安心します。流木と水草はよい隠れ家にもなるため、ぜひ設置してください。
pHは6.5から7.5。水温は24度から28度の範囲をキープします。
水の交換は水質悪化が進んでいない限り2週間に1回でOKです。
エンゼルフィッシュを最初に導入するときは細心の注意を払ってください。エンゼルフィッシュはあまりトラブルがない種ですが、環境の変化には敏感です。
ショップから買ってきて家の水槽に入れるときが一番リスクがあります。十分に循環させた水を用意して、ゆっくり水合わせするようにしてください。
エンゼルフィッシュの餌
エンゼルフィッシュは食欲旺盛で、偏食や絶食はあまりみられません。人工飼料のフレークを基本にして、ときどき冷凍アカムシやブラインシュリンプを与えるのがよいでしょう。冷凍アカムシは特に大好物です。
水質が悪化しないように、与えすぎには注意してください。1分で食べきる程度の少量を1日3回程度与えるのが理想です。
エンゼルフィッシュの混泳
エンゼルフィッシュはシクリッド種なので、縄張り意識が強く攻撃的な性格をもっています。そのため混泳には気をつかいます。
口に入るサイズのテトラやエビは全部食べてしまいますし、食べられない大きさでも自分より小さければ追い回したりします。
また、プレコもエンゼルフィッシュが寝ている間に体表を舐めたりかじったりしてしまうので混泳はNGです。
コリドラスとならば隠れ家を十分に確保してあげれば混泳がうまくいく可能性が高いでしょう。
一番安心なのはエンゼルフィッシュ同種の混泳といえます。