ドワーフグラミーはカラフルな体色と愛嬌たっぷりの姿が魅力の淡水魚です。オレンジと青の模様がとても美しく、飼育者のレベルを問わないので世界中で飼育されています。

ドワーフグラミーってどんな魚?

原産は南アジア。インド、パキスタン、バングラデシュおよびその周辺エリアが母国です。

ドワーフグラミーは「キノボリウオ亜目オスフロネムス科」に分類されますが、同じ科には「パールグラミー」「キッシンググラミー」といった人気の品種をはじめ、たくさんのグラミー仲間がいます。

ドワーフグラミーは水面で空気呼吸をする魚なので、水槽の水面で空気を吸う姿を観察することができます。

野生では最大で10cm程度になるのですが、飼育下では5,6cmくらいです。寿命は4年から5年くらいが一般的です。性格はおとなしく、混泳にも向いています。

ドワーフグラミー

ドワーフグラミーの水槽

野生のドワーフグラミーが生息しているのは流れが穏やかな大きな河川です。水流があまりない場所で多くの水草に囲まれています。水槽でもそれを再現してあげましょう。

水草や流木を設置し、ゆったりした水流になるようにろ過システムを設置します。

水流が強くないことは、ドワーフグラミーを飼育するうえでの大事なポイントです。ドワーフグラミーはベタと同様、空気呼吸をする魚です。強い水流は水面での呼吸を妨げるので避けてください。

ろ過システムのフィルターは、外掛けのタイプや、スポンジフィルターでも十分です。

流木や水草はぜひ設置しましょう。グラミーが安心して水面に向かうにはある程度の水草が必要です。

ドワーフグラミーは水面で呼吸するので、水面と水槽の蓋の間にスペースを確保しましょう。

pHは6.0から7.5程度、水温は22度から27度の間をキープします。水換えは2週間に1回で大丈夫です。2週に1度では水質が悪化するようであれば週に1回にします。

ドワーフグラミーはもともとが丈夫な種で、水質維持にも神経質になる必要はありません。むしろ水質にこだわって頻繁に換水するよりも、安定していることのほうが重要です。頻繁な水換えをしなくても大丈夫なように、餌は与えすぎないようにしてください。

ドワーフグラミー

ドワーフグラミーの餌

ドワーフグラミーは雑食性でなんでも食べます。この品種を飼育するときは餌についてあまり心配することはないでしょう。

飼育下の水槽では人工飼料を使うのが一般的です。小型熱帯魚用のフレークを中心として、ときどき冷凍のアカムシブラインシュリンプを与えてみるのもいいでしょう。

よく食べるので過食には注意しましょう。いたずらに水質を悪化させることになりますし、健康上の問題も引き起こします。1日2回から3回に分けて、少量ずつあたえるのがベストです。

ドワーフグラミーの混泳

温和な性格なので、混泳向きです。ただ、臆病な魚なので、十分な隠れ場所を用意してください。

ネオンテトラカーディナルテトラといった小型のカラシン、コリドラスオトシンクルスグッピーハチェットフィッシュといったおとなしい魚であれば混泳は問題ありません。

なお、ドワーフグラミーは甲殻類が大好物なので、小型のエビとの混泳は避けたほうが無難です。

ベタなど他のアナバス種には攻撃的になることもあるので注意しましょう。特に複数のオスが小さな水槽で飼育されているときは、争いが起きやすいので、十分なスペースで飼育するようにしてください。

ドワーフグラミー

ドワーフグラミーの繁殖

ドワーフグラミーは「バブルネスト(泡巣)」をつくってそこで卵を孵化させるという、ちょっと変わったタイプの繁殖をおこないます。

ドワーフグラミーのオスは泡をたくさん出して、水面に泡の巣をつくります。その泡巣にの中に卵を設置して孵化を待ちます。オスはその間、新鮮な水をヒレで送って面倒をみてくれます。

繁殖をさせようとする場合は、ドワーフグラミーが泡巣をつくりやすいように、浮草を多く入れてあげるといいでしょう。

一般家庭の水槽内でも不可能ではないですが、難易度は少々高めといえるでしょう。

おすすめの記事