フラワーホーンってどんな魚?

フラワーホーン・シクリッドは、人工的な品種交配によって生み出されたシクリッドの品種です。南アメリカ産の「フラミンゴシクリッド」と「トリマクラートゥス」の交配で誕生しました。

フラワーホーン

フラミンゴシクリッド特有のコブと、トリマクラートゥス特有のスポット模様の両方の特徴を併せ持つ観賞魚です。

インパクトがある外見以外にも、病気に強く偏食もなく水質の悪化にも強くストレスにも強く人によくなつくといった特徴があり、ペットとして人気が高い品種といえるでしょう。

アジアアロワナと並んで、特に華僑の間で人気があります。

迫力満点のコブをもった堂々としたサイズで、成長すると全長30cm以上になります。寿命は8年から12年です。

フラワーホーンの水槽

フラワーホーンは狭い水槽からくるストレスに強いため、同サイズの他の品種よりは小型の水槽でも飼育可能です。ただ、やはり泳ぎ回ることを考えると大きめのサイズの水槽を用意してあげたいところです。

大型で排泄物が多いので、タンクの設備には気を使います。フラワーホーンに限らず、大型魚を飼育する場合によくみられるのは、ベアタンクの底に追加のポンプで水流をつくって排泄物をフィルターに押し出す仕組みです。メンテナンスの手間を考えるとこの方法がベストかもしれません。

もちろん、他の熱帯魚を飼育する場合と同じタイプの一般的な水槽セットでもフラワーホーンを飼うことはできます。そのあたりは世話の手間を考えて設備を選んください。

ただし、目が荒く鋭利な砂利は使用しないほうがいいでしょう。餌と一緒に飲み込んで腸内を傷つけるリスクがあります。

pHは6.0から8.0、水温は少し高めの26度から30度がよいでしょう。水温が高いほうが健康を維持できます。

体が大きく、泳ぎが上手ではないので、水流はあまり強すぎないほうがよいでしょう。

フラワーホーン

フラワーホーンの餌

フラワーホーンは食欲旺盛でなんでも食べますが、高タンパク質で栄養価が高い食事を必要とします。大型シクリッド向けの人工飼料をメインとして、冷凍アカムシやイトミミズ、昆虫類も与えるとよいでしょう。ただ、生き餌を与える場合には感染症に気をつけてください。

給餌は1日に3回、1回あたり1分以内に食べる量だけ与えます。与えすぎはあっという間に水質悪化を招くので注意しましょう。

フラワーホーンの混泳

フラワーホーンは子犬のように人に慣れる反面、シクリッドならではの攻撃的な性格も併せ持っています。そのため混泳は非常に難しいといえます。相手がボロボロになるまで攻撃するか、小型であれば食べてしまうかです。

混泳がうまくいくケースもあるのですが、そうなるとフラワーホーンは混泳相手と遊ぶようになります。(混泳相手にとっては遊んでいるのではなく襲われているように感じているかもしれませんが)その場合、単体飼育をしたときに比べて飼い主になつかなくなります。

フラワーホーン

フラワーホーンの繁殖

フラワーホーンは交配によって生み出された種で、ほとんどの個体が不妊です。また、輸入されてくるのはほとんどオスなため、ペアリングもまず不可能です。もしどうしても繁殖を試みたいという場合は、ショップにお願いしてメスを輸入してもらうことになります。チャレンジしたいひとはぜひ経験豊富なショップに相談してみてください。

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