
グッピーは世界でもっともポピュラーな淡水熱帯魚のひとつです。
ヒレの色がとても美しく活動的なのも特徴です。
そのため観賞魚として世界中で人気です。
もともとは南アメリカから中央アメリカのブラジル、ベネズエラ、ガイアナ、ジャマイカあたりに生息していたのですが、今では世界中でみることができます。
世界中にファンがいるグッピー
種類は約300といわれていますが、品種改良によってどんどん増えています。
繁殖が容易で品種改良を楽しめるのが特徴で、グッピーより繁殖が用意な観賞魚もいないでしょう。
群れる習性をもつので、グループで飼育するのが一般的です。
グッピーを飼育したら、ぜひそのきらびやかな体色を楽しんでください。品種によっては、虹色のメタリックに光るものもあります。
うまく繁殖させて自分だけの色のグッピーを生み出すのも楽しみ方のひとつです。
グッピーの水槽
南アメリカの温かい淡水に住む魚なので、その自然条件に近づけることが大切です。
水温は22度〜27度程度が最適です。弱アルカリ性を好みますが、中性でも十分飼育可能です。アルカリ性になりやすい珊瑚や貝殻を含んだ底砂があるといいでしょう。
水質にはとても順応しやすいので、カルキを抜いた水道水でOKです。
グッピー用の水質調整剤も販売されていますので、それを利用してもいいでしょう。
グッピーの美しさが際立つレイアウトを考えるのも楽しいですよね。
水草や岩石などの置物でディスプレイしましょう。
グッピーは中層から上のほうを泳いでいることが多いのですが、もし、いつも隠れているようであれば警戒している可能性があります。その場合は、設置場所等を考え直しましょう。ストレスレベルが高いのかもしれません。
水槽の掃除はサイズと飼育数にもよるが、週に1回程度が理想的です。
グッピーの餌
餌は専用のフードを与えるのが一般的 フレークタイプのものが売っています。
ちなみに野生のグッピーは雑食性で植物も動物(蚊の幼虫など)も食べます。
餌の量は、1日に1回から2回の給餌で2分以内に食べきる量を目安とします。
繁殖や発色にこだわるなら、複数の種類の餌をあげたほうがいいでしょう。
食べ残しは水質を悪化させるので取り除きます。目の細かいネットを使用するといいでしょう。
グッピーの繁殖
グッピーは非常に多産です。どんどん増えます。勝手に増えます(笑)
卵が受精して胚が形成されるまでには4〜5日で、妊娠期間は通常3週間から4週間くらいです。
月に1回出産。しかもそれを1年を通してできるわけです。
出産する1週間前に専用のタンク(ボックス)に移すとトラブルが避けられるのでおすすめです。
稚魚が隠れることができる浮草タイプの水草があるとなおいいでしょう。
グッピーの病気
グッピーは観賞魚のなかではかなり丈夫な部類に入りますが、長い尾が真菌感染症になりやすいのでそこは注意しておきましょう。
また、過密飼育だったり、相性が悪い場合には尾ヒレを噛みつかれてただれたようになることもあります。
ただ、基本的には定期的な水の交換と適切な量の餌を与えていればトラブルフリーな魚なので、初心者にも飼いやすいです。