堂々たる体躯で優雅に泳ぐ姿で一部の熱狂的なファンの心をつかんでいるオスカー。野性味あふれる体色も魅力的です。

原産はアマゾン川流域。ブラジル、コロンビア、エクアドル、ペルー、フランス領ギアナあたりです。

オスカーってどんな魚?

シクリッドの仲間の例にもれず、オスカーの知能も高く、社会的な行動もみせます。人に良く馴れます

寿命は通常10年くらい、環境がよければ15年程度、最大で20年くらいまで生きます。

大きさは30cmから40cmくらいになります。小さいうちは60cm水槽でもなんとかなりますが、いずれ手狭になって90cmかそれ以上のサイズの水槽が必要に。家族の一員としてじっくり付き合うペットといえるでしょう。

オスカーは縄張りを非常に気にします。気難しく比較的攻撃的な性格なので、混泳させるのは難しいタイプといえます。相手が小さいとすぐに襲いかかるので、混泳させるなら大型でおとなしい性格の魚でないと難しいでしょう。

体色ですが、一般的なタイガーオスカーは黒と赤からなる不規則な斑点模様です。飼育時間とともに変化する場合もあります。アルビノも流通しています。

オスカー

オスカーを飼育するための水槽

南アメリカの淡水は中性のpHなので、オスカーは極端なアルカリ性や酸性の水をきらいます。比較的水流が強い地域に生息しているので、水流を好む傾向があります。

水槽の底はがよいでしょう。粗いものだと掘り返したときに口周辺を傷つける可能性があります。オスカーは食べ物を派手にこぼしたり残したりします。そのため、水質メンテナンスの手間を考えて、底砂をしかずにベアタンクで飼育する人も多いです。

オスカーは好奇心も食欲も旺盛なので、水槽内の備品や水草などほじくり返したりしてしまいます。岩石等を設置するならしっかりと固定しておきましょう。

水草を食べることはまずないですが、たぶん根こそぎ掘り返されてしまいます。観賞用のレイアウトが少々難しいですね。

ろ過装置は強力なものを用意しましょう。餌の食べ残しや排泄物でかなり汚れやすいです。pHの降下には注意が必要なのでこまめにチェックします。水換えは最低でも週に1回はやっておきたいところ。

オスカーのストレスレベルや、水質の維持、そして成長したときのサイズや寿命を考えると、やはり最初から大型の水槽を用意しておきたいところです。90cmできれば120cm水槽があれば複数のオスカーを飼育して楽しめるでしょう。

オスカー

オスカーの混泳

オスカーと多品種との混泳は難易度高めです。相性の問題もあるので、無理とはいえませんが、初心者には少々厳しいかもしれません。

混泳させるならとにかく十分な水槽スペースがあることが条件です。また、相手のサイズも大切。小さいとすぐに水槽からいなくなってしまうでしょう・・・。

ファイヤーマウスシクリッドグリーンテラーといった同じシクリッド仲間は混泳の定番です。彼らはオスカー相手でも対等な立場を確保できます。また、アロワナセルフィンプレコなどの大型のプレコもいいでしょう。

一番多いのは複数のオスカーを飼育するパターンかもしれません。この場合も十分な水槽スペースがあることが条件ですが、他の品種との混泳よりは容易といえます。

オスカーの餌

オスカーは雑食で食欲旺盛、なんでも食べます。野生のオスカーは小さな魚、昆虫、甲殻類、植物などを食べています。

水槽のオスカーには、シクリッド用の人工飼料を与えればOKです。ペレットタイプのものが売られています。また、たまには冷凍タイプのミミズ、ブラインシュリンプもいいでしょう。メダカやミミズの生き餌を与えて豪快な捕食を楽しむのもいいかもしれません。

数分で食べ終える量を1日に2回から3回程度与えます。オスカーは、とにかく食事の行儀が悪いので、与えすぎると水質が猛烈に悪化するので気をつけてください。

オスカーアルビノ

オスカーの病気

オスカーをふくむシクリッドは病気にはかなり強い部類に入ります。ただし、それにはじ条件があって、「水質が維持されている場合」のハナシです。水質さえ維持していればほとんど心配はありません。水質悪化と栄養バランスの悪化によって頭に穴が開く「穴開き病」、幼魚に発生しやすい「白点病」に注意しておけばいいでしょう。

オスカーの繁殖

オスカーは繁殖が非常に難しい魚です。まず第一に相手の好みにうるさいです。一緒に入れておけばそのうちペアになる、というわけでもありません。ペアになるどころか、バトルになることも。

また、オスカーは繁殖できるようになるまで時間がかかる魚でもあります。グッピーはすぐに生めますが、オスカーは繁殖可能になるまで2年程度かかります。

野生のオスカーは雨季に繁殖するので、水槽内でその状況を再現してあげるといいでしょう。水温を少し下げて、水面に水をふりかけたり(雨の再現)、水換え頻度を多くしたりします。

また、十分な岩、岩陰も必要になります。

条件がととのえば、卵を産卵するための岩場をきれいにして、そこに最大3000個程度の不透明な白い卵を生みます。

孵化したら別タンクにうつします。

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