ピーコックシクリッドってどんな魚?

ピーコックシクリッドは、アフリカのマラウィ湖に生息するシクリッドです。20を超える品種があり、どれもカラフルで見た目が美しく、世界中のアクアリストの間でも人気が高い魚です。

飼育はアフリカンシクリッドのなかでは容易な部類ですが、テトラやグッピーよりは少し難しめです。初級から中級レベルといったところでしょうか。体長は12cmから15cm程度に成長し、寿命は5年から8年程度。攻撃的な気質を持っています。

とても活動的で、いつでも餌をさがして動き回っています。そのため水槽がとても賑やかな雰囲気になるでしょう。

体色の発色は成長とともに変わります。一般的に幼魚のうちはひかくてき単純でシンプルな色ですが、大きくなると鮮やかに発色するようになります。健康であればそれだけ素晴らしい色合いになります。

 

ピーコックシクリッド

ピーコックシクリッドの水槽

野生のピーコックシクリッドが生息しているマラウィ湖は岩石が多く、水槽もその環境を模してあげるといいでしょう。

ピーコックシクリッドを含むアフリカンシクリッドを飼育するときに注意すのはpHです。アマゾン川流域やアジアの熱帯魚とは全く違う水質なので注意してください。 pH7.8からpH8.6という弱アルカリ性の硬水にする必要があります。水温は24度から27度くらいが適温です。水温の変化には比較的弱いタイプなので、ヒーターを使って常に一定に保ちます。

ピーコックシクリッド間での争いもよく起こるので、岩石をうまくレイアウトして隠れ場所をつくってあげてください。岩石を接着するアクアリウム用の接着剤も販売されていますので、それを利用するのもオススメです。かなり自由なレイアウトが可能になります。

水槽内に岩石やオブジェを配置するときには、しっかり固定することを忘れずに。ピーコックシクリッドはどんなものでも掘り返したり動かしたりしてしまいます。

ピーコックシクリッド

底に敷くのは目の細かい砂利か砂が一般的ですが、岩石だけで底を構成するのもオススメです。ピーコックシクリッドは底をほじくり返すので、砂利の目が粗いと掘り返すときに傷つくリスクがあります。サンゴ砂や硅砂だと弱アルカリ性を維持するのが容易です。

水草は根本を掘り返して引き抜いてしまうので、それに耐えられるだけの頑丈なタイプをしっかり固定する必要があるでしょう。

水流はあまりこだわらなくても大丈夫。比較的強い水流でも問題ありません。ろ過のパワーを重視して強い水流で循環させてもOKです。

水槽の大きさは60cmから90cmが一般的です。水質の維持や、活発に動き回るアクティブな性質を考えると、30cm水槽では厳しいでしょう。遊泳スペースは十分に確保してください。

ピーコックシクリッドの餌

マラウィ湖に住んでいる野生のピーコックシクリッドは、昆虫、魚、、動物性プランクトン、甲殻類、植物なんでも食べます。

水槽ではシクリッド用の人工飼料をメインに与えればOKです。たまに冷凍アカムシやイトミミズ、ブラインシュリンプなどを与えると喜びます。1日に2,3回にわけて与えます。

とにかく大食いなので、与えすぎに注意しましょう。水質があっという間に悪化してしまいます。

ピーコックシクリッドの混泳

ピーコックシクリッドは他のシクリッドたちに比べれば平和的で温和といえるでしょう。ただ、水質が独特なので、アマゾン川流域やアジアの魚との混泳は無理があります。混泳させる場合は同じアフリカ原産のシクリッドかナマズとなります。

ただ、多くのシクリッドは気性が粗いので、違う品種との混泳はどうしてもハードルが高くなります。そのため、ピーコックシクリッドを含むアフリカンシクリッドは、同じ種の混泳が基本となります。

ピーコックシクリッドは同種同士でも争いますが、5匹以上をまとめて飼育すると力関係のバランスがとりやすいです。また、オス1匹にたいしてメス4匹の組み合わせ比率がもっともうまくいきます。飼育する数が多ければ多いほど縄張り意識が弱くなりトラブルは発生しにくくなるでしょう。

ピーコックシクリッドの繁殖

ピーコックシクリッドは家庭でも繁殖が可能なタイプの魚です。オスメス比が適切で、オスが十分な縄張りを持っていればペアができるでしょう。産卵するための洞窟を用意して、水温は高めをキープすることもポイントです。

洞窟周辺でオスがメスをさかんに誘う姿を観察できます。

うまくペアになるとメスは洞窟で産卵します。ピーコックシクリッドはマウスブリーダーなので、メスは産卵後に卵を口にくわえます。孵化するまで28日間口のなかで育てます。

ピーコックシクリッドの病気

ピーコックシクリッドは水質を適切に管理できている限りはとても丈夫な魚ですが、水質が悪化するとすぐに病気になります。

水質が悪化するとよく感染するのがエロモナスです。ポップアイ(目が飛び出る)や松かさ病(鱗が逆立つ)といった症状を引き起こします。

また、「腹水病」というアフリカンシクリッドによくみられる病気があります。食欲減退と腹部膨張がみられ、致死率が高いのが特徴です。餌の食べ過ぎが原因で発症するといわれています。

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