グラミーはユニークな体型と美しい体色でアクアリストに人気のグループです。カラフルな個体が多く、水槽を華やかに彩ります。

パールグラミーの特徴はなんといってもその美しい模様でしょう。真珠のような白い斑点が全身を覆っています。全体のグラデーションも美しく、パール(真珠)グラミーの名に恥じない美しい観賞魚です。

パールグラミーってどんな魚?

温和な性格で、寿命は3年から5年程度です。

パールグラミーは「キノボリウオ亜目オスフロネムス科」に分類されますが、同じ科には「ドワーフグラミー」「キッシンググラミー」といった人気の品種をはじめ、たくさんのグラミー仲間がいます。

パールグラミーの原産地は東南アジア。タイ、マレーシア、インドネシアが母国です。たくさんの植物が生い茂るジャングルの浅い熱帯水域に生息しています。

いまでは養殖システムが確立されているため、日本だけでなく世界中のペットショップで安価に入手することができます。

パールグラミーをはじめ、多くのグラミー種はタンクの中層から上層を泳いでいます。時々水面に向かい、呼吸する姿が観察できます。エラではなく空気呼吸をするので、酸素の溶存レベルが高くない水でも飼育可能です。

 

パールグラミー

パールグラミーの水槽

野生のパールグラミーが生息しているのは、水流があまりない湿地帯や河川、湖、沼です。浅い地域で多くの水草に囲まれています。

そのため、水槽でもその環境に近づけることが飼育のポイントとなります。強い水流を好まないので、ろ過システムには注意しましょう。外掛けのタイプや、スポンジフィルターでも十分です。

パールグラミーが泳ぐのは中層から上層なので、底砂はあまり気にする必要はありません。水槽の見た目や混泳させる他の魚を考えて、自由に選んでOKです。

水草は植えましょう。グラミーが安心して水面に向かうにはある程度の水草が必要です。

水面で呼吸するので、水面と水槽の蓋の間にスペースを確保しましょう。

自然界のパールグラミーは酸性の水に住んでいますが、飼育下ではもっと広いpHを許容できます。pH6から8であれあ問題ありません。ただ、弱酸性で飼育すると発色がよくなります。

また、水温は23度から28度が適温ですが、病気の予防や現地の環境を考えると少し高めの25度から28度に設定したほうがいいでしょう。

水槽のサイズはできれば60cm以上をオススメします。30cm水槽でも飼育可能ですが、水質が安定しにくく管理の手間がかかります。

パールグラミーの餌

パールグラミーは好き嫌いがなくなんでもよく食べるので、餌には気を使う必要はありません。

熱帯魚用のフレーク、小型のペレットでOKです。冷凍アカムシや小型のエビもよく食べます。野菜を投入してもバクバクと食べます。

よく食べるので過食には注意しましょう。いたずらに水質を悪化させることになりますし、健康上の問題も引き起こします。1日2回から3回に分けて、少量ずつあたえるのがベストです。

パールグラミー

パールグラミーの混泳

パールグラミーは平和な気質の魚なので、混泳向きです。ネオンテトラカーディナルテトラのような小型カラシン、コリドラス、ハチェットフィッシュ、グッピー、プラティ、オトシンクルス、エビなども向いています。

大きな品種や、活動的な品種との混泳は避けたほうがいいでしょう。パールグラミーはストレスレベルが高くなるとせっかくの美しい真珠模様が薄くなって、病気になりやすくなります。

パールグラミーはグループで行動するので、できれば5匹以上のセットで飼育しましょう。社会的な動物なので、グループで行動するとよりいきいきとします。そのうえ、体色も強く出る傾向があります。

また、パールグラミー同種だと相性によっては小競り合いをする場合もあります。多少のケンカなら問題ないですが、怪我をするレベルであれば水草や岩石などのレイアウトで隠れるスペースを多めに用意してください。

パールグラミーの病気

他の魚とくらべてパールグラミーが病気にかかりやすいということはありませんが、予防のため水質はキープしましょう。

水換えは2週間に1回で大丈夫ですが、水質が悪化しているようならもう少しこまめに換水します。

比較的多いのが尾ぐされ病です。水質が悪いと発生します。原因となる細菌を殺すための治療薬を投与して治療します。

パールグラミーの繁殖

パールグラミーは「バブルネスト(泡巣)」をつくってそこで卵を孵化させるという、ちょっと変わったタイプの繁殖をおこないます。

パールグラミーのオスは泡をたくさん出して、水面に泡の巣をつくります。その泡巣にの中に卵を設置して孵化を待ちます。オスはその間、新鮮な水をヒレで送って面倒をみてくれます。

繁殖をさせようとする場合は、パールグラミーが泡巣をつくりやすいように、浮草を多く入れてあげるといいでしょう。

一般家庭の水槽内でも不可能ではないですが、難易度は少々高めといえるでしょう。

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