世界中のアクアリストに人気のアロワナ。その気品あふれる特徴的なフォルムと、力強い捕食シーンが多くのファンを魅了しています。

アロワナってどんな魚

成長すると1m程度になり、寿命も10年以上と長く、手間もかかるのでビギナーにはハードルが高いといえます。ただ、アロワナを飼育したいからアクアリストになった人も多いので、頑張ればアロワナからはじめるのも不可能ではありません。

アロワナは、東南アジア原産のアジアアロワナ、南アメリア原産のシルバーアロワナ、オセアニア原産のバラムンディの3つに分けられます。ここではシルバーアロワナを対象とします。

シルバーアロワナ

シルバーアロワナの生息地は南アメリカのアマゾン川流域です。
野生では1m20cm程度、重さにして約6kgまで成長します。
飼育環境下では90cmくらいまでが一般的です。

シルバーアロワナの幼魚はペットショップで比較的安価で購入することができます。

小さいうちは、毎週1cmくらい大きくなるので、あっという間に水槽が手狭になります。
十分な大きさの水槽を準備して飼育しましょう。

自然界のアロワナは、水面からジャンプして、木の上の昆虫を捕食しています。
その高さ、なんと水面から3m(!)ものすごい跳躍力です。

彼らが水槽を手狭だと思ったら、そうです、はいジャンプ!
なので、飼育中は常に水槽からの脱走に気をつけます。
ふたがついていても弾き飛ばしてしまうこともあるので、重しが必要です。

シルバーアロワナの水槽

体長が20cmくらいまでは、60cm水槽でも飼育できるでしょう。その後もしばらくは90cm水槽でなんとかなりますが、いずれは120cmもしくはそれ以上の水槽が必要になるでしょう。水槽の奥行きも60cm以上ないと、体をぶつけて怪我をしたりします。

ろ過システムは、オーバーフロー外部フィルターを利用するのが一般的でしょう。水槽上部に設置するフィルターでは、ジャンプやポンプへの体当たりで外れてしまう場合があります。

捕食時にはかなりのスピードで突進することもあるので、あまり障害物となるものは設置しないほうがいいかもしれません。

pHについてはそれほど神経質になる必要はありません。弱酸性から中性前後であればOKです。水温は25度から30度が適温となります。

シルバーアロワナの混泳

シルバーアロワナは気性がおだやかで、体が強く、多少の傷でもすぐに回復するので混泳に向いている魚だといえます。

シルバーアロワナ

ただ、大きくなるので、口に入る小型な観賞魚だとさすがに混泳は無理です。混泳ではなく給餌タイムになってしまいます。幼魚のうちはエンゼルフィッシュやレインボーフィッシュとの混泳もできますが、成魚になるとその大きさから相手は限られてきます。

ポリプテルスガーパイク淡水エイオスカーコロソマ大型プレコ種などが候補になるでしょう。

アロワナ同士の混泳も不可能ではないのですが、相性の問題もあって比較的難しい。闘いがはじまってしまうことも多いのです。どうせやるなら6匹くらいまとめて入れたほうがパワーバランスがとれて平和になります。その分、大きな水槽が必要ですが。

シルバーアロワナの餌

餌はペレットの人工飼料をベースに、冷凍エサや生き餌さをときどき与えて栄養バランスを整えます。アカムシ、メダカ、ドジョウ、コオロギ、ミルワーム、カエル、餌金などが一般的です。1日に2回の頻度で給餌します。(大食漢なので、エサ代も馬鹿にならないです。飼育を始める前によく考えましょう。)

野生のシルバーアロワナは小さな魚、大きな昆虫、カタツムリ、さらには蛇やウサギ(!)も食べます。

飼育環境下では、幼魚のうちは人工飼料をなかなか食べてくれないこともあります。その場合は、アカムシなどをメインにして、体長が20cm程度になってから徐々に人工飼料に慣らしていけばいいでしょう。

餌金などの生き餌を与えるときは病気に注意してください。

また、シルバーアロワナの成魚はまれに偏食や絶食を起こすので、日々コンディションには注意しましょう。

シルバーアロワナの繁殖

一般家庭では限られた成功例しかありませんが、繁殖をすることも可能です。シルバーアロワナはマウスブリーダーなので、オス親は約50日のあいだ口で卵〜稚魚を育てます。ただ、非常に難しい挑戦になるので、家庭用水槽での繁殖トライはあまりオススメはできません。

シルバーアロワナの病気

食欲がなくなったり、泳ぎが変だと感じたときは水質をチェックし、病気になっていないか注意深く観察してください。

シルバーアロワナにはときどき眼球が突出してしまう「目垂れ」がおきることがありますが、その原因はよくわかっていません。

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